基本情報
- 科名:ユキノシタ科
- 属名:アジサイ属
- 学名:Hydrangea
- 和名:アメリカノリウツギ
- 開花期:5〜6月
- 草丈:約90〜120cm
- 耐暑性:★★★
- 耐寒性:★★★
栽培環境
耐暑性、耐寒性に優れているため、栽培しやすい植物です。
日当たりが良く、有機質に富んだ水はけの良い土を好みます。
水やり
庭植えの場合、根が張れば頻度は少なくて大丈夫ですが、元々は水を欲しがる植物なので、葉が萎れてきたと感じた場合は、一度 たっぷりと与えてください。
鉢植えの場合、水切れすると下葉が枯れたり、花付きが悪くなるので、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。
春に蕾が出て、花が咲くまでの成長期は多めがよいでしょう。
肥料
植え付けの際に、元肥として緩効性肥料を混ぜてください。
寒肥として、油かすと堆肥を株の周りに施してください。
病気
うどんこ病になると、葉にカビが生えて白い粉をふいたような状態になり、症状がひどい場合は、葉が枯れてしまうこともあります。
湿度が高いときや枝が茂りすぎると発生しやすくなるので、風通しをよくするために剪定して予防してください。
モザイク病は、葉に濃淡ができ、葉が変形します。
病原菌はアブラムシによって媒介されるので、アブラムシを見つけしだい退治しましょう。
感染した株は治らないので、これも見つけしだい、抜き取ってください。
害虫
アブラムシ
アブラムシが付きやすいので、生育中はよく観察して早めに防除します。
用土(鉢植え)
赤玉土:腐葉土=7:3の配合土などや、一般の草花向きに培養土が利用できます。
植え付け
梅雨と真夏を除く周年に植え付けが可能です。
堆肥や腐葉土を混ぜて耕してから、根鉢をくずして植え付けます。
根づくまでは乾燥に注意。花付きの開花株の場合は、開花後に早めに一回り大きな鉢か、庭に植え付けます。
植え替え
鉢植えであれば、2年に1回くらいの頻度で、植え替えするといいでしょう。
古い用土を落として、芽数を制限して植え替えます。
剪定時期
アナベルは、花が終わった後から冬までが剪定の時期です。
アナベルの花芽は4月以降にできるので、一番遅くて2〜3月までに剪定するといいでしょう。
剪定方法
アナベルは新枝に花が咲くため、弱剪定、強剪定のどちらでも可能です。
但し、強く切るか、弱く切るかによって、咲く花に違いが出てきます。
大きな花を楽しみたい時は強剪定がオススメ
アナベルを強剪定する場合は、地際2〜3節で切り戻します。そうすると。春に伸びる枝の数が限定されるので、枝に勢いが出ます。枝が少ない分、花数は少なくなりますが、花が大きくなります。
たくさんの花を楽しみたい時は弱剪定がオススメ
アナベルを弱剪定する場合は、花後に花のみ切ります。その後、秋から冬にかけて、充実した芽の上で軽く剪定してください。
弱剪定すると、古い枝を残すので、そこから新しい枝がたくさん出てきます。
枝が多い分、エネルギーが分散されるので、花のサイズは小さくなりますが、花の数がは多くなります。
発色について
半日陰で栽培していただきますと色付きが良くなります。
直射日光の当たる場所で栽培された場合、色が出ない可能性がございます。